汎用ヒートポンプ式蒸発・蒸留技術
従来、蒸発・蒸留プロセスには多量のエネルギーを必要としてきました。そこで、汎用ヒートポンプを蒸発・蒸留プロセスに導入しコンデンサの冷却水から排熱を回収し、加熱器(リボイラ等)の熱源として再利用することで、蒸気の使用量を削減し、コストダウンと省エネ化・CO2削減を実現します。
ヒートポンプとは、エアコンや冷蔵庫と同様に、電力と内部に循環する冷媒を用いて、熱を温度の低い場所から高い場所へ移動させる装置です。熱を発生させるのではなく、電力を用いて低温の廃熱を回収し、ヒートポンプで温度レベルを上げることで、エネルギーを効率的に利用でき、省エネ効果が期待できます。
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画期的な省エネフロー
- 高COPヒートポンプの性能を最大限発揮できるフローをご提案
- 消費エネルギーの少ない蒸留システムを実現
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熱回収蒸留計算に柔軟性の高いソフトを自社開発
- 蒸留塔の必要エネルギーを解析
- ヒートポンプと熱回収コンデンサとの任意組み合わせを自動計算
- 二塔分割式蒸留塔計算にも対応
- 装置全体の安定運転に不可欠な、立ち上げ、定常、停止操作の制御シミュレーションが可能
- 蒸留塔とヒートポンプとの連動性を向上
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汎用ヒートポンプを採用
- 部品供給、メンテナンスも安心
- 予備機を含んだ台数制御をしており、操業安定性を向上
※省エネ対策及びCO2削減により、各種補助金の対象になります。