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木村化工機株式会社 エンジニアリング事業部営業部

化学プラントの省エネ化への挑戦

HIDiCベンチプラント(1999)
ヒートポンプ式省エネ型
アンモニア回収装置(2019)

 化学産業全体の40%のエネルギー消費を占める蒸発・蒸留プロセスのCO2削減に貢献する省エネ装置として、約50%のランニングコストを削減するヒートポンプ式蒸留装置(メタノール蒸留装置、アンモニア回収装置)や、加熱用熱源蒸気がほとんど不要となるMVR(自己蒸気機械圧縮)型蒸留装置を提供します。当社はこれらの省エネ型蒸発・蒸留装置の技術を通じて、化学プラントの省エネ化に挑戦しています。

世界初、
低濃度アンモニア水から
高純度水素を製造し
燃料電池発電に成功

 2019年には、澤藤電機株式会社、国立大学法人岐阜大学との共同実験により、世界で初めて、低濃度アンモニア水から高純度水素を製造し、その高純度水素を用いて燃料電池発電に成功しました。

世界初、低濃度アンモニア水から
高純度水素を製造し燃料電池発電に成功

蒸留技術の省エネ化が喫緊の課題

国内では、産業・家庭・業務・運輸の4部門のうち、産業部門のエネルギー消費が約40%を占め、産業部門の約40%を化学部門が占めています。化学部門のうち約40%のエネルギーを蒸留工程で消費しています。そのため、蒸留工程の省エネ化が喫緊の課題となっています。

業界トップクラスを誇る蒸発・蒸留の省エネ技術

 当社は蒸発・蒸留の省エネ技術においては業界トップクラスの技術力を有しており、省エネ型ヒートポンプ式蒸留装置(ヒートポンプ式アンモニア回収装置)、MVR(自己蒸気機械圧縮)型蒸留装置、ハイブリッド型MVR式アンモニア回収装置等の開発・設計・製作・現地工事を行います。

MVR(自己蒸気機械圧縮)型蒸発装置

MVR型蒸発装置は、供給液を濃縮する際にヒーターから発生する蒸発ベーパーを圧縮機によって昇圧・昇温させることにより、自己の加熱源として再利用する自己熱再生方式です。

1999年にNEDOの研究開発プロジェクトで理論上最高の省エネ性能を持つ「HIDiC(内部熱交換型蒸留塔)」の世界初の実証実験に成功しました。

さらに、2022年に当社はMVR式アンモニア回収装置にヒートポンプを導入した、ハイブリッド型MVR式アンモニア回収装置LEGENDを開発し、販売を開始しました。当社最上位モデルの省エネ性能となります。

ハイブリッド型MVR式アンモニア回収装置の開発

半導体製造工場で排出される大量のアンモニア含有排水から、ボイラー蒸気を使用せず電力のみで省エネルギーでアンモニアを回収できる装置です。
MVR式アンモニア回収装置にヒートポンプを導入することで、全体のエネルギー消費量を大幅に削減することに成功しました。

HIDiC(内部熱交換型蒸留塔)の開発

省エネ型ヒートポンプ式蒸留装置の開発

ヒートポンプ式アンモニア回収装置の開発

  • ヒートポンプ式アンモニア回収装置の開発

省エネ型ヒートポンプ式低温蒸発装置

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